オンチェーンとオフチェーンって何のこと？
オンチェーンとは？
オンチェーンはブロックチェーン上で行われるトランザクション（取引）のことです。
ビットコインの送金手数料は無料じゃないの？という記事にも書きましたが、自分が送金をする際に「マイナー」と呼ばれる承認作業をする人がいて、そのマイニングが発生するプロセスをオンチェーントランザクションと呼びます。
このような送金例はオンチェーンを使ったトランザクションです。
ブロックチェーン上に取引履歴が乗せられるので、私から友人に1BTCを送金する際には手数料も発生します。
その手数料は、この送金を承認しれくれたマイナーに報酬として支払われることになります。
オフチェーンとは？
オフチェーントランザクションはブロックチェーン上で行われない取引です。
具体的な例をあげると、「取引所でのトレード」です。
取引所内で日本円をビットコインに交換したり、ビットコインからその他の暗号通貨に交換する場合は、取引所内にある自分のデータベースを書き換えてるだけなので、ブロックチェーン上に取引は載ってないことになる。
つまり、取引所に日本円を送金して、ビットコインを購入した後にずーっと保管している人は一度もオンチェーントランザクションをしたことがなくて、オフチェーントランザクションをしていることになります。
オンチェーンとオフチェーンの流れ
オンチェーントランザクションとオフチェーントランザクションを使う一連の流れとしては、ウォレットにある暗号通貨を取引所に送って、取引所で日本円に替えるときにこの両方のトランザクションを使います。
・「ウォレット」から「取引所」に「ビットコイン」を送金→オンチェーントランザクション
・「取引所」にある「ビットコイン」を「円」に替える→オフチェーントランザクション
2つの違いは理解したけど、猫さんから見てどちらが優れていると思う？
そもそもが違うものだけど、もう少し違いについて詳しく説明するよ！
オンチェーンとオフチェーンの違い
オフチェーントランザクションは「無料かつ即時」にビットコインを動かすことができます。
一方で、オンチェーントランザクションの場合は送金手数料や承認時間の影響があります。
それなら「オフチェーントランザクション」の方が優れているんだね！
いやいや、それが問題点もあるんだよ！
オフチェーントランザクションは、単純にデータベースで数字を書き換えているだけなので、今までの銀行の技術と対して変わっていないことになります。
つまり、オフチェーンはデータを管理する銀行や取引所を信頼しないことで成り立っています。
信頼できない機関であれば、自分のアカウントに入っている残高を書き換えたり、資金を抜かれたりするリスクを含めて信頼が必要なのがオフチェーンの問題点でもあります。
オフチェーンは従来通り「信頼」が必要なんだね。それなら全てをオンチェーンにしたいって思う人が多いよね？
こうやって会話している今でも開発が進んでいて、オフチェーンでも信頼が不要だったりブロックチェーン上にトランザクションを載せない技術も作られているんだよ！
何それ！！凄い！！！
そうなんだよ！ペイメントチャンネルやライトニングについて調べてごらん！実装されるのはまだ先だろうけど面白い内容だよ！
ありがとう！早速調べてみるよ！
